40代を、コツコツと。

不惑?とんでもない。

ビジネス実務法務検定2級

先般、「ビジネス実務法務検定2級」という民間検定を受けてきました。

会社法に基づく会社の仕組みやルール、契約、債権回収、知財、PL法や下請法など各種法律、民事訴訟国際法等々、広ーく浅ーく学ぶ内容です。

 

法務セクションに異動した早々、周囲から「これを受けろ」とプレッシャーをかけられ、仕方なしに勉強をはじめました。これを受けろと言われても、受かったからと言って会社からの評価が上がるなどの特典があるわけでもなく、単に身内から「試されているだけ」なわけですが、それでも、世の中の基礎を学ぶことはそれなりに楽しく、試してみて良かったなと思いました。

 

行き帰りの電車内や、勤務中に手が空いた時に公式テキストを読み、休みの日には午前中の2〜3時間を費やして公式の問題集を解き、というペースで、1ヶ月半ほどの勉強期間で何とかクリアしました。

 

いやー、クリアしたから良かったものの、受けた直後は「ダメだ」と凹みました。何しろ試験というものを受けたのは約20年ぶり(何やってたんだか・・・)。試験がはじまり、アンラッキーなことに第1問目に手こずっていたところ、隣に座っていた女性がササッと紙をめくる音がして、急に頭が真っ白に。加えて、おそらく余裕なのでしょう。途中で退室していく人も多い中で、私は制限時間ギリギリまで問題と格闘していたものですから、いやー、勉強が足りなかったと反省しきりでした。

 

その夜。出題された問題とテキストを読み比べて、自分がどのくらい得点できたかを地味に検証していた私に、夫が、「ねー、模範解答がネットに出てるよ」と囁くではありませんか。確かにネットを探してみると、資格系の学校が、速報として解答を掲載していたのです。すぐさま答え合わせをしてみると、どうやら80点取れている模様(合格基準は70点以上)。その瞬間、胸をなで下ろしました。

 

その後届いた合格通知。意気揚々と会社に持参し、「証拠」を見せて、これにて、周りからの「お試し」視線も無事終了したのでした。

 

1級は結構難しいらしく、1級を取るなら、行政書士司法書士を取ったようが良いと聞き、ひとまずはここまでにすることにしました。でも、ここまでにした瞬間、本当に今回の勉強は「社会人20年のタイミングでの良い刺激」に終わってしまうのですがね。