40代を、コツコツと。

不惑?とんでもない。

胃痛に苦しんだ 〜胃酸過多〜

ある晩、激しい胃痛に襲われ、一睡もできないまま朝を迎えて総合病院。それからまるっと1週間会社を休むという事態に陥った。

まあ、痛いこと痛いこと。

あまりの痛さからか数回吐き戻したりして、丸2日は苦しみ、胃痛がだんだん治まってきたかと思ったら、今度は熱や頭痛に苦しみ、最後はお腹が張って、と、まあ、健康のありがたさを思い知ることになった。

 

胃痛に苦しむのは人生で2度目。1度目は10年ほど前だっただろうか。このときはCTを撮って「胃壁が異常に厚くなっている」と言われ、やはり会社を一週間休んだ。回復してきたので「明日から出られます」と会社に電話を入れると、上司から「じゃあ明日からソウルに一週間行ってきて!パスポート持ってるよね?」と軽く言われ、「え、あ、ハイ」と答えながら「胃が痛いと言って休んでいたのに、辛い物の国・・・」と嘆いたのを思い出した。

 

今回は、胃酸をおさえる薬と胃の粘膜を保護する薬を服用し、徐々に復活。夫の献身的な看病のもと、実家の母のヘルプもお願いして乗り切った。そんな中、学んだことがいくつかある。

 

(1)持つべきものは「信頼できるかかりつけ医」

 うちは一家丸ごと、子どもが通う保育園近くのクリニックにお世話になっているが、今回は、その直前に人間ドックで胃の内視鏡検査も受けていたことから、まず最初に総合病院に行ってしまった。さすが大きな総合病院。待つわ待つわ。受付で順番を待ち、診察でたっぷり待ち、会計で待ち、薬局で待ち・・・。シンドイから受診したのにさらにシンドイ。こんなに辛い思いをして受診したにもかかわらず、これで今夜は眠れるのだろうか私の不安は拭いきれず(実際相当痛かったし)、ここは思い切って夕方、今度はかかりつけに駆け込み、いつも信頼する大好きな医師に、午前中この病院でこんな薬を出されたけれど、痛みを抑えるものはないのか、本当にこれで良いのかなど、がっつり相談し直した。とにかく患者(私)の主訴は「痛み」だ。医師はそこに心を寄せ、胃の活動を抑える注射やらなんやらを提案してくれた。その医師の「こちらの声に耳を傾けてくれている感」に、すーっと安心できた。さらに、翌々日、今度は腹痛が苦しく再受診すると、薬が合わないと判断し、別の薬を処方してくれ、その後は順調に回復した。この先もきっと、このクリニックに一家丸ごとお世話になるに違いない。

 

(2)家族のありがたさ

ひたすら夫に感謝、感謝。最初の総合病院に朝付き添ってくれた夫は、これはどうにもならんと、結局その日は会社を休んでそばにいてくれた。その後も保育園の送り迎えや家事全般を、仕事を削りながら担ってくれた。それは相当の負担だ。倒れた人に優しくできる人間性を尊敬した。

 

(3)会社では「胃痛は、すなわち胃腸炎

久しぶりに出社すると、同僚はみな「ノロ?」と聞いてきた。「胃」と聞けば即「ノロ」だ。そんなことは一言も言っていない。「胃炎」と「胃腸炎」は別だ。かかりつけの医師も、お腹を壊していないので胃腸炎ではないだろうと診断していた。みな胃腸炎がうつるのは恐怖であろう。だから、丁寧に「胃炎であって感染性胃腸炎ではない」と説明してまわった。1週間ほど経過したあと、別の同僚が感染性胃腸炎らしき症状で倒れた。すると先輩が「◯◯さんも胃腸炎で・・・」と、私のことを語り出したので、「違います!」と大きな声で否定しないとならない始末。だから違うってば!果ては隣の部署からは「胃痛?お前が一番縁遠いやつじゃないか」と口撃が飛んできた。縁遠くない!二度目だ!

 

<薬備忘録>

・胃酸を抑える薬

 ザンタック 激痛に襲われる前、少し調子が悪く受診した際処方された。

       しかし調子が良くなってきたかと思って服用をやめると激痛が来た。

 ネキシウム20㎎ 総合病院で処方されるも、これの副作用か、

          お腹が張って苦しくなり、途中で別の薬に変更。

 ラベプラゾールナトリウム10㎎ ようやくこの薬に落ち着いた。

 

・胃の粘膜を保護する薬

 ポラプレジンクOD錠75㎎ 飲みやすかった。

 

以上 これであと10年くらいは胃痛にならずに済むかしら。